2.駄文戯言

有朋自遠方来、不亦楽乎

あれはもう4年ちょいくらい前になるかなぁ。
前勤めてた会社をちょいとしたイザコザで辞めて、
半年間の期間契約でとある会社に勤めた。

まぁ、勤務の期間も決まってるので
仕事内容も結構ナンチャッテだったりした。
そんなワケで気分的にゃ完全に次までの場繋ぎな、
マッタリとした勤務態度で仕事をしてたのだな。

そんなマッタリ仕事の同僚で、
同じく半年の期間契約で雇われてたヒト(♀)がいた。。
なんとかというPC関連の専門学校を出てて、
ソフトの操作は知ってたんが、PCやネットの知識は希薄。
第一印象は「なんだかチグハグなヒトだなぁ」だった。

基本的に、この半年間の仕事は、
このヒトと二人一組で進行していくワケなのだが、
我はマ~ッタリとやってる仕事なんだけど
このヒトはそんな事も気にせず真剣にやっていた。
我は定時キッカリ退社(たまにゃ定時前)だったりしたが、
このヒトは残業も厭わないという本気モード。

当初はちょいと呆れて見てたりしたものだが、
ある仕事の帰り茶飲みながら聞いてみた。そして分かった。
「●さんは、なんでweb関連の仕事をしたいの?」

「・・・何かを作る仕事がしたかったから」

何故だか知らないけど、恥ずかしそうに
はにかみながら答える彼女を見て、
いまだ自分がやりたい事も見つからずに
曖昧なままに惰性で仕事をしていた我はすっかり衝撃を受けた。
まるで脳天をスパーンと引っ叩かれたみたいだった。
何してたんだよ!俺!?みたいな。

あれからなのかな。
本当に真剣な気持ちで仕事に
向かうことが出来るようになったのは。
何かしらに向かって無心で進んでこれたのは。

たぶん我が今だにナンチャッテとはいえ
IT業界の底辺にいる(いられる)のは
あんときの衝撃のおかげだと思ってる。

そんな彼女と久方ぶりに会うことになった。
彼女は今でも真剣にやってるんだろうな。

またスパーンと引っ叩いて貰って
気合を入れてもらおうかと思う。

 

まぁそんな彼女ですが、
二日酔いで出社してきたときにゃ違う衝撃を受けましたよ(笑)