2.駄文戯言

白日夢。

昔、二十代前半の頃に人生色々とあって
一時期、完全にアンダーグラウンドな世界にいたことがある。
住所は定まらず転々として野宿だってしたような状況。
勿論定職なんぞ就いてはおらず
持金の出所は人に言えたもんじゃねぇ(笑)
ただし、時間はあったので好きなことはやれたし、
あの頃は想像力や発想力が湯水のように湧き出た。

歯の溶けたパンク野郎、R翼、指の無いヒト、金貸シ、
色んな世界のロクでもない人間ともだいぶ付き合った。
そんな中にはホームレスと呼ばれるような人達もいた。

・・・・彼らは自由だった。
何者にも変え難い自由な人種だった。
清潔感と体面上のプライドは犠牲にしてるが
なにしろ時間に追われることは無い。

職業上(笑)こすっからい性質を別にすれば
彼らは一様に寛容な気のいいオッサンたちだった。

ちょいとした偶然と必然によって
そんな世界から抜け出しあっといぅまに約十年。
いまじゃ妻子持ちの単なるオッサン。
あの頃の自分には絶対に戻れない・・・

しかし、、、、
今でも街でホームレスのオッチャンとすれ違うとき、
憐れみと憧れの入り交ざった複雑な心境になることがある。

金と信用が無けりゃなんにも出来ない
この物質社会にドップリと浸かった人間には
絶対にわからないであろう心境でしょうが・・・