2.駄文戯言

祝辞

もう十年一昔かぁ。
無駄なことを真剣に話し込んだり、
青臭いことを本気で議論しあったり、
一円にもならないことを考えて悩んだり、
面白くてつらくて、楽しくて哀しくて。
 
お互いにいい年をしてるクセにさぁ。
なんだか薄靄のように先の見えない日々でさぁ。
気が付けば、あんな日々も遠い昔のこと。
 
 
最近はお互いになにかと忙しくて
すっかり疎遠になっちまったけれど。
 
俺は、老いさらばえた死の床で必ずや
あの日々とあなたのことを思い出すでしょう。
 
 
 
ありがとう。
そして、おめでとう。